作曲家 金子忍の 提供できる仕事 作曲

歌曲・合唱曲

 日本歌曲(独唱曲)
 主に大人の歌手が、独唱で、観客に聴いていただくために歌うことを前提に、ピアノ等の生伴奏もしくはア・カペラの形で作曲します。
 
実績例)
 『日の光』(詩・金子みすゞ)→サウンド&動画ギャラリー』に演奏動画があります

 =コントラバスによる弾き語り(吉田水子氏による委嘱:『ばんだい高原音楽祭』他で演奏)

 コントラバス1台のみによる伴奏という条件で作らせていただき、2015年の『ばんだい高原音楽祭』において、吉田水子氏のリサイタル他で演奏された他、うたごえ喫茶ともしびでのミニコンサート等、コンサートの度に演奏していただいています。

 『ばんだい高原音楽祭』では、一緒に招聘演奏されていたピアニストのモナ・飛鳥・オットーさんに大変気に入っていただき、賞賛のことばをいただきました。

  
  『道程』(詩・高村光太郎)
 「僕の前に道はない/僕のうしろに道はできる」で始まる、高村光太郎による有名な詩に男声用独唱曲として作曲しました。
 この詩は、最終的に決定稿として出版されたのは短い作品ですが、はじめに発表された際には大変長い作品でした。この、草稿版の中から抜粋して作曲しました。
 ギターとコントラバスのデュオ「クオーンとニャーゴ」による『第2回健康セミナー&コンサート』(主催・病態解析研究所)にゲスト出演の際に書き下ろし、ギターとコントラバスによる伴奏で編曲、初演。その後、ピアノ伴奏版を「歌声喫茶ともしび」で、ピアノ&コントラバスによる編曲伴奏で横浜市の老人ホームで演奏させていただきました。


  『告別』(詩・宮澤賢治)

 宮沢賢治の長編詩を、ピアノ伴奏付き男声用独唱曲として作曲しました。
 
   星野富弘の詩による組曲

 詩人であり画家である星野富弘氏の「母」をテーマにした『小菊』『小さな実』『悲しみの意味』『百日草』の4編を、組曲の形で作曲し、ギターとコントラバスのデュオ「クオーンとニャーゴ」による『第3回健康セミナー&コンサート』(主催・病態解析研究所)にゲスト出演させいていただいた際に書き下ろし、ギターとコントラバスによる伴奏で編曲、初演しました。星野氏のファンの方からも、好評の声をいただきました。



合唱曲

大人のための合唱曲

 主に大人の合唱団が観客に聴いていただくために歌うことを前提に、ピアノ等の生伴奏もしくはア・カペラの形で作曲します。
 

 私の師である岡田和夫氏は、物語の全文をテキストとした合唱曲作品も多く書いており、私も長年、混声合唱団に歌い手として参加しながら、歌い手の立場も踏まえて混声合唱作品を書いてきました。

 演劇やミュージカルの音楽を多数書いており、そのドラマ性を演出家の方々から高く評価していただいているので、ストーリーのある合唱劇などもぜひ挑戦してみたい分野です。

 

実績例)
  『烏百態』(詩・宮澤賢治)=混声四部合唱『サウンド&動画ギャラリー』に演奏音源(映像)があります。

 東京都三鷹市周辺で活動する『第一混声合唱団』の委嘱で作曲した混声四部合唱作品。

指揮の岡田和夫氏作曲の、宮沢賢治に関わる曲を中心に構成された演奏会、「第一混声合唱団コンサート2014 『ヨク ミキキシ ワカリ ソシテワスレズ』」(2014.10.29 於:武蔵野公会堂パープルホール) にて初演されました。


   『時禱書より』(詩・ライナー・マリア・リルケ)=混声四部合唱組曲

 ドイツ語詩人ライナー・マリア・リルケの長編詩の日本語訳(翻訳・金子正昭=『リルケ全集』河出書房新社1990年第2巻詩集Ⅱ所収)より抜粋したテキスト(構成・金子忍)を、序章、第一章、第二章、第三章、終章の5部構成のピアノ伴奏付き混声合唱組曲として作曲(終章は無伴奏)。


  『齋太郎節』=混声四部合唱編曲『サウンド&動画ギャラリー』に演奏音源(映像)があります

宮城県民謡を『第一混声合唱団』の委嘱により混声四部合唱曲に編曲しました。

2011年の東日本大震災をうけて東北をテーマにした“第一混声合唱団コンサート2012『風~ここは銀河の空間 東北の野原』”にて初演されました。

また、“こだいら平和合唱団どれみ”によっても“平和コンサート”(東京都小平市)において、2012年と2014年に、2度演奏されています。

 

   『滝廉太郎の三つの童謡』=混声四部合唱

 滝廉太郎作曲の童謡「はとぽっぽ」「雪やこんこん」「お正月」をメドレーの形で混声四部合唱曲として編曲。第一混声合唱団によって、「武蔵野市民文化祭」「冬のコンサート」等で演奏されました。

 

 

子ども(青少年)のための二部合唱曲

 2001年よりずっと携わってきた『青葉区小中高生ミュージカル』(神奈川県横浜市)では、毎年小学校3年生から高校3年生までの30~50名の子どもたちが歌う10数曲の歌を書いてきました。

 そのほとんどが、二部合唱の形のもので、伴奏は、場面や歌の内容に合わせてアレンジ、オーケストレーションした打ち込みによるカラオケですが、ピアノアレンジして単曲の二部合唱曲として成り立つものが数多くあります。

 これらの曲は、難易度として『子どものための歌』としてくくるよりは『合唱曲』のジャンルに入るレベルのもので、小学生用の合唱曲としては難しすぎると思われるかもしれないものです。しかし、子どもたちの表現力は大人の予想をはるかに超えており、異学年集団で歌う場合はたがいに良い影響を与え合うこともあり、実際にすばらしい歌声となり、多くの方から賞賛をいただいてきた実績があります。

 それはもちろん、優れた指導者の指導があってこそですが(青葉区小中高生ミュージカルでは、さとう順子さんという素晴らしい指導者が歌唱指導をしてくださっています)、毎年、参加者の子どもたちの実態を見聞きし、指導者の意見を伺いながら、詞の世界を生かすハーモニーと適度な難易度(ちょっと難しめ)のバランスを取りながら作曲を行っています。これは、曲の作り手と歌い手と指導者がお互い顔の見える環境で取り組むオリジナル曲ならではのメリットでしょう。

 

『編曲&音源・楽譜作成』のページの実績例のように、カラオケアレンジした曲をピアノ伴奏の形でも編曲もしています。

 

 子ども(青少年)のための合唱曲も、私のもっとも興味深い分野のひとつです。